+++ Lunatic love +++

 色を纏った細い声が耳に絡みついて離れない。彼女が抵抗するたびにもっともっと欲しくなる。

 もうすぐこの手に落ちてくる、愛しい彼女。
 快楽に蕩けた理性を手放して俺にしがみつくといい。
 やわらかな身体を抱きしめて、凝る欲望を埋め込んで、泣いて訴えるお前にくちづけて囁こう。

 もう逃がさないから。
 ずっと愛してるから。



  ――俺の腕の中で、死んでしまえ。



1月某日、ちぃちぃ様のチャットにて投下。
2006.2 イーヴン